JetBrains IntelliJ IDEA - The Most Intelligent Java IDE |
JetBrainsは15日(米国時間)、統合開発環境の最新版となるIntelliJ IDEA 9を公開した。フル機能を提供するUltimateエディションと、おもにJavaの統合開発環境としてオープンソースソフトウェアとして提供されるCommunityエディションの2つがある。サポートしているOSはWindows、Mac OS X、Linux。IntelliJ IDEAはJavaで開発された統合開発環境。もともとはJavaの統合開発環境として開発されていたが、現在のバージョンではさまざまなスクリプト言語やプログラミング言語をサポートした多言語開発環境となっている。
サポートOS | システム要求 |
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Windows 7, Vista, 2003, XP | メモリ容量1GB / 2GBを推奨、300GBのディスク容量と少なくとも1GBのキャッシュ用ディスク容量、ディスプレイ解像度1024x768以上 |
Mac OS X 10.4+ | メモリ容量1GB / 2GBを推奨、300GBのディスク容量と少なくとも1GBのキャッシュ用ディスク容量、ディスプレイ解像度1024x768以上 |
Linux | GNOMEまたはKDEデスクトップ、Sun JDK 1.6 (OpenJDKは非推奨)、メモリ容量1GB / 2GBを推奨、300GBのディスク容量と少なくとも1GBのキャッシュ用ディスク容量、ディスプレイ解像度1024x768以上 |
IntelliJ IDEA 9主な新機能 |
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処理をバッググラウンドで実行しておくことでさまざまな操作の高速化 |
ソースコード解釈の向上 |
ソースコード生産性の向上 |
開発効率のいいユーザインタフェースの提供 |
より柔軟なプロジェクト構造の提供 |
実験的ながらJava 7サポート機能の追加 |
Java EE 6サポート機能 |
Groovyサポートの改善 |
PHP、Scala、Clojureサポートの改善 |
Tapestry、Google App Engine、GWT 1.7/2.0、Spring 3.0、Spring Security 2.0/3.0サポートの追加 |
OSGiアプリケーション開発のサポート |
Mavenサポートの改善 |
Android開発のサポート |
JavaScriptおよびHTMLサポートの改善 |
Flex開発のサポート |
UMLサポートの改善 |
バージョン管理システムのサポート追加 |
UltimateエディションではCommunityエディションで提供されている機能に加えて、さまざまな開発機能とプロフェッショナルサポートが追加されている。30日間の体験版としても利用できるようになっており、ダウンロードして一通り試せるようになっている。
Linuxで実行する場合にはOpenJDKではなく、SunのJDKをインストールすることが推奨されている。また、JREではなくJDKをインストールする必要がある。機能表に掲載されていない機能でも、フリーで提供されているプラグインを追加することで利用できるようになるものがある。RubyやPython、Scalaのサポート機能などがそれに該当する。