日本電気とPTCジャパンは12月8日、PTCが提供するPLM(Product Lifecycle Management)ソリューションの販売で協業することを発表した。
PTCは、米国マサチューセッツ州に本社を置くソフトウェア企業。PLMやCADソリューションを中心に事業を展開しており、CAD/CAM/CAE製品設計ソフトウェア「Pro/ENGINEER」、製品開発情報や構成情報が管理できるPLMソフトウェア「Windchill」などを提供する。
NECでは、今回の協業により、PTCの全製品を販売していくほか、コールセンターを設置し、ユーザーからの問い合わせに応えられる環境も整える。また、プロモーション活動も共同で展開するうえ、製品付加価値の強化にも努めていく考え。
NECでは、今回の協業の目的について、「製品ラインナップの拡充、対応業種の拡大」と「顧客ビジネスのグローバル化推進」の2点を挙げている。前者に関しては、これまで主に製造業をターゲットとしてきたPLMソリューションを、アパレルをはじめとしたさまざまな業種に幅広く展開するための足がかりにしたいというねらいがあり、後者に関しては、アジアを中心とする新興市場などへ進出している日本企業のニーズに応えるためとされている。