新型インフルエンザへの危機管理対策などで、在宅勤務をする人が増える一方で、同居する家族がいる労働者にとっては、どのようにオフィス環境を家庭内に整えていくかがもうひとつの課題にもなっている。そこで、労働をテーマに執筆活動を続けている、米国のコラムニスト Anita Bruzzese氏が書いた記事「パートナーとの在宅勤務のための5つのTips(原題: 5 tips for working at home with your significant other)」を紹介しよう。
仕事を尊重する
職場において同僚が不用意に仕事の邪魔になるように、家庭においてはパートナーに対しても同じことが言える。家庭内にも仕事場ば別途用意されているというのが理想だが、それが難しければパートナーのワークスタイルに敏感になるというのがとても重要。たとえばヘッドフォンを使用したり、仕事の電話のときは別の部屋に移動するといった気遣いが必要。同時に、その日のあったことは後からでも話すことができるので、日中はあまりお互いが干渉し過ぎないこと。
定期的なミーティングを行う
定期的にミーティングの場を設けて、お互いの毎日の仕事スケジュールについて話し合うことで、お互いをサポートし合える最善の方法を見つけ出すことができる。
外界といつでもつながっておく
在宅ワークというのは孤独感がつきもの。同じ時間を過ごすオフィス勤務とは違い、在宅での仕事の場合は同僚たちとの接触からも切り離されてしまう。そこで、時には同僚や友人たちとのミーティングやお茶を飲む機会や、ビジネスイベントに参加してネットワークを広げる機会を設けることが必要。
役割を決めること
同居しているカップルの場合は、お互いの家事の分担を決め、それらをいつやるのかを決めておくことが必要。たとえ在宅していても、仕事をしている時間は、外で働いている場合のスケジュールと同じように生活をし、仕事時間の維持に努めなければならない。
仕事と私生活の切り替えを確立する
在宅勤務というのは、通勤の必要がないというのがメリットのひとつでもあるが、その分、仕事と私生活の切り替えが難しい。そこで、たとえば散歩に出掛けたり、通勤の代わりとなるような精神的/社会的な生活場面の転換を行うための方法を見つけること。