集計しながら、かなしくさびしい気持ちになった先週のアクセスランキングだったが、今週は平常時のアクセス数に戻り、ひと安心。アクセス数だけが記事の価値を示す指標ではないことは十分に理解しているのだが、Webメディアはどうしてもページビューの増減に一喜一憂してしまう宿命にある。12月は年末の休みもあるので、今の時期に稼いでおかなければ…とついつい焦ってしまうのだが、やみくもに掲載記事本数を増やしてもPVが増えるわけではないので、なかなかむずかしい。
というわけで、さっそく11月28日(土)から12月4日(金)の上位10記事を眺めていこう。
今週の1位は、出張の多いビジネスパーソンなら気になる話題。国内線の機内にもちこめる手荷物の大きさが12月1日から制限されることとなった。手荷物検査の前に規定の大きさかどうかを測るゲージが装着されるとのこと。ここでサイズオーバーとなると持ち込めなくなるらしい。12月1日から実施されているようだが、実際に持ち込めなくなったケースはすでに出ているのだろうか?
2位は三洋電機の太陽電池戦略について。経営チャンネルでは「三洋電機」と「太陽電池」は両方とも人気のキーワードなので、この2つが組み合わさった記事ならばアクセス数の良さも頷けるというもの。宣言どおり、太陽電池市場で1位となった暁には、また本ランキングに登場していただきたい(今度は1位で)。
3位につけたのはNTTデータの新クラウドサービスの記事。NTTデータの関連記事もわりとひんぱんにランクインするが、NTTデータの記事だから、というよりも、NTTデータの提供するソリューションが、当チャンネルの読者層の興味にマッチしている、といったほうが正しいだろう。この記事で紹介されているBizCloudは、ユーザ企業のニーズに応じて、柔軟にサービスを選択できる点が特徴。サービス開始は来年4月の予定だ。
東京電力の太陽光発電所建設の記事が2本ランクイン(4位、9位)したが、これは似たような内容/タイトルの記事を2本同時に掲載したため、相乗効果によるアクセス増が図れたようだ。ちなみに1.3万kWと7MW、どちらの数字が大きいのかというと、1.3万kw=13MWなので、日立が受注した扇島の発電所のほうが出力電力が大きいことになる。
太陽電池、太陽光発電など、ソーラービジネスやクリーンエネルギーに関連する記事への関心は週を追うごとに増していっている感がある。国の機関による実証実験なども本格稼動しているようだ。一般的なビジネスとして定着する日ももうすぐなのかもしれない。