ゼンリンデータコムは2日、法人向け地図ソリューション「e-map」と、頓智ドットが提供するiPhone向けAR(拡張現実)アプリ「セカイカメラ」の連携サービスを発表した。e-mapが持つ拠点情報をセカイカメラ上にタグとして表示できるようになる。サービス開始は2010年2月の予定。
e-mapは、Webサイト内の事業所案内などに使われる地図やナビゲーション機能を活用した拠点案内ソリューション。今回の連携により、e-map利用企業は、拠点案内情報をセカイカメラに表示させるためのオプションサービスを利用できるようになる。セカイカメラは、iPhoneカメラを通して見た空間に"エアタグ"と呼ばれる情報を表示するが、e-mapの拠点案内情報は自由投稿型のエアタグではなく、提供元が明確な"オーソライズドタグ"として表示される。これにより「その拠点の信頼できる案内情報を閲覧することが可能」(同社)になるとしている。
サービスの販売開始は2010年2月を予定。試験運用として、「マツモトキヨシ」の店舗情報とセカイカメラの連携を年内に開始するとしている。