東芝は11月30日、東京電力のメガソーラー発電プラント「浮島太陽光発電所(仮称)」の建設を一括受注したと発表した。

浮島太陽光発電所の完成予想図

浮島太陽光発電所は、神奈川県川崎市臨海部に設定予定の東京電力初となる電気事業用メガソーラー。2011年度の運転開始を目指して、隣接する扇島地点の「扇島太陽光発電所(仮称)」と共に建設計画が進められてきた。発電出力は約7MWで、年間の推定発電電力量は約740万kWh。一般家庭約2,000世帯分に相当する年間使用電力量がまかなえるという。

契約は、基本設計を含むエンジニアリング全般、主要機器の納入、プラントの建設を含めたプロジェクト全体を東芝が一括で受注する内容になっており、東芝では、東芝グループが開発した直交変換効率97.5%を誇るパワーコンディショナや、シャープの高効率多結晶太陽電池モジュールを使用するとしている。

東芝では、今年1月に太陽光発電システム事業の専任組織を設立。今年8月には、中部電力の「メガソーラーたけとよ」(発電出力7.5MW)を受注している。