日立製作所は11月30日、東京電力のメガソーラー発電プラント「扇島太陽光発電所(仮称)」の建設を一括受注したと発表した。
扇島太陽光発電所の完成予想図 |
扇島太陽光発電所は、神奈川県川崎市臨海部に設定予定の東京電力初となる電気事業用メガソーラー。2011年度の運転開始を目指して、隣接する浮島地点の「浮島太陽光発電所(仮称)」と共に建設計画が進められてきた。発電出力は約1.3万kWで、一般家庭約3,800世帯分に相当する電力量がまかなえるという。
契約は、システムの設計、調達、製造、据付、試運転までを日立が一括して受注する内容になっている。日立では、太陽光発電システムを電力系統に連系した際の影響を最小限に抑える系統連系技術を有しているうえ、「高効率かつ大容量のパワーコンディショナーをはじめ、監視制御システム、変圧器、遮断器など、さまざまな機器/システムを広く手掛けて」おり、それらの技術とノウハウを組み合わせて建設に当たるとしている。
日立は、2009年4月に新エネルギー推進本部を設立。取組みを加速しています。日立グループ全体で、風力や太陽光などの再生可能エネルギーおよびスマートグリッド分野における機器/システム事業を推進している。