OKIデータは26日、同社のLED事業会社であるOKIデジタルイメージングが、1.1インチQVGAの高輝度LEDディスプレイ開発に世界で初めて成功したと発表した。
今回開発されたLEDディスプレイは、同社のエピフィルムボンディング技術を応用した発光効率を高める新技術が導入され、消費電力を従来の液晶ディスプレイの10分の1に抑えることに成功したという。また、LED素子間65マイクロメートルピッチの高密度を実現し、小型でありながら高精細な画像を表現できるとしている。
LEDディスプレイは液晶に比べて応答速度が速く、小型で低消費電力、そして5000:1以上の高コントラストを持つため、明るい昼間でも見やすいのが特長とのこと。
OKIデジタルイメージングは、群馬県に取得した新LED工場において、2010年度末までに本LEDディスプレイのサンプル出荷を開始する予定。今後、本技術の他分野への応用研究をすすめ、LED関連商品で事業の拡大を行っていくという。