ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する転職サイト「イーキャリア」は11月26日、25歳~49歳の現在副業を行っている人(正社員)に対して実施した副業に関する意識調査の結果を発表した。
現在行っている副業について聞いたところ、最も多かった回答が「接客系、セールス系(コンビニ店員やショップスタッフ)」で29.8%、これに「教育系(塾や教室の講師)」9.8%、「ガテン系(工事現場や警備員)」9.3%と続いた。ネットビジネス系では、トップが「ネットオークション」8.5%で、次が「アフィリエイト」7.3%となっている。
副業を始めたきっかけは、「毎月の収入が減ったため」が42.8%と最も高く、これに「気分転換のため」が23.3%、「時間に余裕ができたため」が19.5%と続いた。男女別では、回答のトップは「毎月の収入が減ったため」と同じものの、女性は「気分転換のため」が男性よりも高い結果となり(男性18.8%、女性30.7%)、男性は「ボーナスが減ったため/なくなったため」が女性よりも高く(男性20.0%、女性9.3%)、女性と比較して金銭的危機感が強い様子が浮き彫りになった。
副業を探した方法は、半数近くが「人からの紹介」(49.5%)と答えており、人から勧められたり頼まれたりした人が多いことがわかった。2位以降は、「PCインターネット」18.3%、「アルバイト情報誌」17.8%、「携帯インターネット」10.8%、「チラシ広告」10.8%、「口コミ」10.8%という結果に。
副業をするにあたって気にした点としては、本業に悪影響がでてしまったら本末転倒と考える人が多く、「本業との両立が可能であること」が87.8%という圧倒的な数字でトップとなった。これに、「初期投資コストがかからないこと」45.3%、「金銭的リスクがないこと」30.3%、「期待できる収入金額が多いこと」28.8%が続いた。
男女別で見ると、「初期投資コストがかからないこと」という回答は男性が高く(男性:53.2%、女性:32.0%)、反対に「期待できる収入金額が多いこと」は女性が高くなっており(男性:26.0%、女性33.3%)、男性は初期投資額にシビアで、女性は収入金額に期待をしている様子がうかがえる。