ネットレイティングスは26日、2009年10月のインターネット利用動向を発表した。これによると、8月に「mixiアプリ」を発表したSNS「mixi」の利用時間が急増し(2,684,892分)、YouTube(2,298,962分)を抜いてYahoo!(14,488,605分)に次ぐ2位となっている。

mixiのユーザ数と総利用時間の推移(詳細はこちら)

同調査によると、直近6カ月間のmixiユーザ数は横ばいだが、2009年8月から10月にかけて総利用時間は急増。同SNSでは8月24日よりゲームやユーティリティなど多数のmixiアプリを提供しており、これが利用時間の増加を後押しした。ネットレイティングスでは、mixiは利用者数にくらべて総利用時間が非常に多く、一人あたりの訪問回数はYahoo!に次ぐことから、「非常いロイヤリティの高いメディア」としている。

同社シニアアナリスト 鈴木成典氏は、今回の結果から、増えつつある企業とmixiアプリのタイアップについて、「企業にとっては、mixiの持つ、精度の高いユーザーターゲティングやコミュニティ利用といった媒体特性を活かす」ことができるとし、従来の手法とは異なるプロモーション効果が期待できるとしている。