ディーバは11月20日、企業グループ向け統合データ活用ソリューション「DivaSystem MIPS」を発表した。
ディーバ 代表取締役社長 森川徹治氏 |
ディーバは、連結会計を中心とした財務/会計ソリューションを提供する企業。とりわけIFRS(International Financial Reporting Standards: 国際会計基準)をはじめとする制度/法令への対応には力を入れており、この分野ではソフトウェアの提供から、コンサルティング、教育サービスまで幅広いメニューを用意し、顧客に対して手厚いサポートを行っている。
今回発表されたDivaSystem MIPSは、会計情報を経営に活かす「管理会計」を企業グループレベルで促進するツールとして開発された。グループ全体の各種財務/会計情報から子会社、支社、支店、工場における販売、生産、在庫データにまでドリルダウンが可能。顧客/製品単位の集計データやその担当者も確認することができ、さまざまな角度から現在の経営状況を確認することができる。
データは年次、四半期、月次、週次、日次の単位で出力できるうえ、数千万件のデータも数秒程度で集計/検索することが可能という。ディーバでは、「こうした分析機能と操作性により、受注速報/販売状況をリアルタイムに把握でき、製品カテゴリー別の収益見通しを立てたり、設備配分・人員配置をタイムリーに行える」と説明している。
また、「IFRSなどの新制度/法令への対応を行う際の変更内容をわかりやすくするためには、現在顧客が使っているUIを刷新してしまうのはよくない」(ディーバ 代表取締役社長 森川徹治氏)との考え方から、極力従来のツールが使えるように配慮されており、WebのUIに加えて、Microsoft Office Excelによるデータのダウンロード/アップロード(データ補正)もできるようになっている。
11月20日より提供が開始され、価格は初期導入コストが350万円~。このほかにユーザーライセンスも必要になる。