デロイト トーマツ リスクサービスと日立システムアンドサービス(日立システム)は、ユーザIDの一元管理やアクセス管理を行うIAM(Identity and Access Management)の分野で、今後、連携を行っていくと発表した。
上流コンサルを行うデロイト トーマツ リスクサービスと、システム構築・保守を行う日立システムが連携することで、ユーザーにトータルでソリューションを提供することが可能になる。
これまでのIAMシステムの構築では、コンサルタントが調査した結果を元にシステムインテグレータが要件定義や基本設計を行う際、現行システムの状況確認や調査・確認結果の各社独自のメソッドへの情報落とし込みなど、コンサルタントと重複する作業があった。
今後両社は方法論を共有することにより、デロイトグローバルに基づく上流コンサルで決定した方法論を日立システムが引き継ぎ、要件定義/基本設計からシステム構築までを担当することで、短期間低コストでのシステム化を実現する。
また、IAMシステム構築のノウハウを豊富に持った両社のスタッフが、取り扱ってきたID管理製品を元に、ユーザーの要望に応じたID管理環境を実現していく。