Cypress Semiconductorは、同社のプログラマブル・システム・オン・チップ「PSoC 1」として、アナログ性能を強化した「CY8C28xxx」を発表した。すでに量産を開始しており、48ピンQFNパッケージ、44ピンTQFPパッケージ、および20ピンと28ピンのSSOPパッケージで供給されている。
同製品は、最大16のプログラマブルアナログブロックと12のデジタルブロックを8ビットマイクロコントローラと統合している。これにより、最大4つの6~14ビットの分解能を選択できるΔΣ型A/Dコンバータ(ADC)を同時にサポートし、同時に最大4つのアナログ入力を62kSpsでサンプリングでき、データサンプリング速度の合計は248kSpsとなる。コンフィグレーションの容易な専用の連続近似ADCにより、デザイナは8~10ビットの分解能で最大192kSpsのサンプリングを行うことが可能だ。
また、2つの並列タッチセンシングチャネル「CapSense」を備えており、任意の汎用I/Oピンで同じスキャン間隔で2倍の入力データを処理することが可能。さらに、1つのデバイスに2つのハードウェアI2Cインタフェースを有しているため、エンジニアはI2Cバススイッチング、バッファリング、およびホットスワッピングといった複数のI2C機能を同時に集積することが可能である。
加えて、8~16ビットの可変長のSPIインタフェース、ハードウェアリアルタイムクロック、および統合されたPWMデッドバンドといったリソースが追加されている。