米Digi Internationalの日本法人であるディジ インターナショナルは、携帯電話端末用ソフトウェアプラットフォームである「Android」で動作するアプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キット「Androidアプリケーションキット」を発表した。販売は11月24日からを予定しており、価格は3万2,400円(税別)とするほか、カスタマイズやアプリケーション開発などのデザインサービスにも対応するとしている。

「ConnectCore 9M 2443 モジュール」

同キットは、ConnectCoreモジュール用として、同社のARM9コアモジュール「ConnectCore 9M 2443」をベースにした、マルチメディアやWebブラウザなどにも適した組込みLinux対応のイーサネット開発キット「ConnectCore 9M 2443 Embedded Linux開発キット」にアドオンすることで、ConnectCore 9M 2443上で動作するAndroidアプリケーションの開発が可能となる。

Android用にカスタマイズされたLinuxカーネル(2.6.28)と、ConnectCore 9M 2443用にカスタマイズされたAndroidが提供され、これらのLinuxおよびAndroidはビルド済みのイメージが添付されるため、すぐに実行可能となっている。

また、EclipseベースのAndroidアプリケーション開発ツールにより、デバッグコンソールとの接続が可能なほか、タッチパネル、イーサネット、USBキーボード、マウスに対応している。

なお、今後リリース予定の「ConnectCore MX 51/Wi-MX 51(ARM Cortex-8)」および「ConnectCore Wi-9M 2443」にも順次対応を行っていくとしている。