シャープは、携帯電話を中心としたモバイル機器向けに、容積0.36cc、厚さ5.0mmを実現した光学サイズ1/4型500万画素オートフォーカス(AF)機能付きCMOSカメラモジュール「RJ64SC100」を開発、サンプル出荷を開始したことを発表した。サンプル価格は5,000円で、2009年12月1日より月産50万個規模で量産を開始する予定。

1/4型500万画素AF機能付きCMOSカメラモジュール「RJ64SC100」

同モジュールに採用されているCMOSイメージセンサには、14μm画素セルを採用。独自の光学設計や高密度実装などを用いることで、小型化、薄型化(8.5mm×8.5mm×5.0mm)を実現したとしている。

また、通常モードの約2.5倍のワイドダイナミックレンジモードにより、暗い被写体の黒い階調がなくなる「黒つぶれ」や、明るい被写体の白い階調がなくなる「白とび」などの抑制を実現したほか、ハイビジョン(720p)動画撮影に対応している。

通常モードとワイドダイナミックレンジモードとの画像比較

なお、レンズのF値はF2.8/H54°、出力画素数は2,608×1,960で、出力インタフェースは8ビットのパラレルをMIPI2レーンで出力する形式となっている。