ルネサス テクノロジとNECエレクトロニクス、NEC、三菱電機、日立製作所の5社は、9月16日に発表したルネサスとNECエレの統合にともなう資本増強に対し、増資額などの一部に変更が生じたことを発表した。
これは、同事業統合前のルネサスによる株主割当増資および同事業統合後の新会社による第三者割当増資の額については、NECエレの平成22年3月期第2四半期連結累計期間の業績に応じた調整で、2009年11月9日に、NECエレの業績が確定したことを受けてのもの。
これにともない、事業統合の効力発生日の前日までに、ルネサスによる日立製作所および三菱電機を割当先とした総額717億円の株主割当増資(2009年9月29日を払込期日とする550億円の株主割当増資を含む)と、同効力発生日に、事業統合後の新会社によるNEC、日立製作所および三菱電機を割当先とした総額約1,346億円の第三者割当増資が実施されることとなる。
この結果、新会社である「ルネサス エレクトロニクス」の第三者割当増資は普通株式1億4,678万2,990株(1株917円)が新たに発行されることとなり、NECに6,139万5,857株、日立製作所に4,696万2,923株、三菱電機に3,842万4,210株がそれぞれ割り当てられることとなる。
これにより、事業統合および第三者割当増資実施後のルネサス エレクトロニクスの大株主および持株比率は、NECが33.97%、日立製作所が30.62%、三菱電機が25.05%となるほか、日本トラスティ・サービス信託銀行が1.49%となる。