Huawei Technologies(華為技術)は、オーストリアのインスブルックにおいて、独T-Mobileと共同でLTE SON(Self Organizing Network)のテストを実施、成功したことを明らかにした。また、11月中にSamsung Electronicsと共同でLTE IOT(Interoperability Test)を実施することも明らかにした。
LTE SONソリューションは、ネットワークの構成、最適化、復旧といった工程の自動化を可能にするというもので、これにより通信事業者はネットワークのプランニング、展開、最適化にともなう運用コストを削減することが可能となる。
今回のテストは、T-Mobile の既存のeNodeB を利用し、HuaweiのSONソリューションのANR(Automatic Neighbour Relation)機能を検証するために実施された。その結果、同SONソリューションを用いて、高速ハンドオーバーの実現に加え、近隣基地局とのリレーションを自動的に確立および最適化できることが実証されたという。
なお、HuaweiではMRO(Mobile Robust Optimization)機能を含むその他のSON機能についても、今後、T-Mobile と共同でテストを行っていく予定としている。
一方のLTE IOTは、LTEネットワーク・インフラストラクチャと端末装置の相互運用性を検証する目的で実施され、SamsungのLTEモデムを欧州にあるHuaweiのLTE試験ネットワーク上で使用する予定としている。