リコーは、Google Appsとデジタル複合機(MFP)「imagio MP」シリーズを連携し、スキャン、プリントを中心とした機能を手軽に活用できるソリューションとして、「App2Me」ウィジェットを発表した。App2Meに対応するためのハードウェアオプション、ソフトウェアを2010年1月中旬から提供開始予定。
ユーザーは、App2Meウィジェットサイトから個人のPCやスマートフォンなどIT端末にApp2Meをダウンロードするだけで、MFP側の設定なしにさまざまな機能を利用できるようになる。App2Me対応MFPがある場所であればどこでも、自分専用の設定でMFPを簡単に活用可能。また、App2Meとクラウド上のソフトとの連携により、MFPで文書をスキャンするだけで、電子データとしてクラウド上のデータ保管場所に自動的に保管することもできる。
リコーは、さまざまなビジネスにおいて情報の保管/共有、CRM、人事管理、給与計算など、多種のソフトウェアがクラウド上で活用され始めていることを踏まえ、MFPのクラウド環境対応を実現。個人のIT端末にダウンロードするだけで特別な設定をせずにMFPを活用できるウィジェット形式でのソリューション提供を採用した。
さらに、クラウド環境でApp2Meを最大限に活用するために、クラウド上のさまざまなソフトと連携するウィジェットのラインアップを増やすべく、自社開発に加えApp2Me関連技術情報を契約した開発パートナーに開示。外部リソースによるウィジェットの開発を促進する。クラウドサービスプロバイダーとの協業も積極的に推進する。
第1弾ソリューションとしては、4日開催のGoogleカンファレンス「Google Enterprise Day 2009 Tokyo」にて、MFPと「Google Apps」を連携させる「App2Me」ウィジェットを公開。今後「Google Apps」のリセラーとして、日本から順次グローバルに販売活動を開始する。