米Cypress Semiconductorは、1.8Vの電力動作でハンドヘルド型モバイルアプリケーションの電池寿命を延ばす容量性タッチ・センシング・デバイス「CapSense」の新ライン「CY8C20xx6A」を発表した。また、併せて同センシングデバイス向け自動調整ソリューション「SmartSense」も発表した。

「CY8C20xx6A」容量性タッチ・センシング・デバイス

同製品は、複数のCapSenseインタフェースを実装するための汎用I/O(GPIO)が最大36個搭載されており、同社のプログラマブルSoC(PSoC)アーキテクチャを使用することで、1台でモータ制御、インテリジェントセンシング、LED制御などの機能の管理もできるようになる「CapSense Plus」機能を活用することができるようになる。

一方、SmartSenseは組み込みデザインツール「PSoC Designer」に組み込むことで、さまざまな静電容量値のタッチセンシングインタフェースを短期間で開発することができるようになる。インタフェースのオーバーレイの厚さや素材が変わるたびにデザインを再調整する必要がなくなるため、商品化までの時間を短縮し、開発コストを節約することができるほか、同ソリューションにより、PCBの製造上のバラつき、オーバーレイ、および雑音環境の変化を自動的に校正することが可能となる。

なお、同機能のファームウェアは、CY8C20xx6Aをサポートしており、同デバイスを活用しているユーザは、「PSoC Designer 5.0ソフトウェアService Pack 6」を用いることで、現在のプロジェクトをSmartSenseファームウェアモジュールにアップグレード可能である。