米Tektronixの日本法人である日本テクトロニクスは、同社のオシロスコープ「DPO7000シリーズ」におけるMIPI(Mobile Industry Processor Interface)D-PHY規格サポートなどの機能強化と、UART/RS-232プロトコル解析ソフトウェアを発表した。また、併せてDPO7000シリーズに、標準で3種類の解析ツールと4本の受動プローブが付属するようになったことも発表した。

新たなオプションとなるMIPIソリューション(Opt. D-PHY)には、D-PHY物理レイヤ規格のためのセットアップ・ライブラリとテスト手順書(MOI:Method Of Implementation)が含まれており、DPOJETジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェアのための新セットアップ・ライブラリには、D-PHY適合性試験仕様(CTS)で規定されているリアルタイム・オシロスコープによるテスト項目が含まれている。

また、RS232に対するDPO7000シリーズのトリガ機能とUART/RS-232プロトコル解析ソフトウェア(PDU-R)により、データ・テーブルからデータを選択することで、デコードされたデータと取込んだ波形を関連付けることができるようになった。これにより、規格に対するデバッグと検証作業の時間が短縮されるようになるという。