SAPジャパンは11月5日、ユーザー企業のIT企画/推進力を強化するためのトレーニングコース「バリューアカデミー」を本格展開すると発表した。
バリューアカデミーは、SAPが提供する、ビジネスバリューを創出するためのメソドロジー「バリューライフサイクルマネジメント」を学ぶためのトレーニングコース。SAP製品の導入を検討する企業向けに提供され、ITプロジェクトの企画、実行、フォローのフレームワークや、SAPのプラットフォームを効果的に活用する方法などが指導される。
SAPのプラットフォームには、5万以上にのぼるSAPのベストプラクティスや、15,000以上の業務評価指標が含まれているほか、30を超える業務領域で、合計4000社以上の企業データに基づくベンチマーキングが準備されており、これらを適切に活用することで、業務パフォーマンスを改善する方法やその優先度を客観的に判断できるようになるという。
トレーニングコースは、2日間のコースと短縮型の1日コースの2種類が用意されている。いずれも無償で、11月末から開始される。同社は、2010年末までの開催で35社、70人へのトレーニング提供を目標に掲げている。