日本IBMは、中小企業や小規模組織向けに、x86サーバのエントリー・モデルであるラック型サーバ「IBM System x3250 M3」とタワー型サーバ「IBM System x3200 M3」を発表した。

「IBM System x3250 M3」

「IBM System x3200 M3」

これらのサーバは、インテル Xeonプロセッサー3400番台を搭載し、性能(「SPEC CPU2006」ベンチマークにおける整数演算の性能比)が従来モデルの約1.5倍に向上したという。メモリー容量は従来の4倍である32GB搭載でき、ラック型のx3250 M3では、3.5インチと2.5インチのSATAおよびSASのHDDを搭載できる。

同社では、メールサーバやファイルサーバ、ウェブサーバなどの機能を1つに統合して運用する、小規模な企業の基幹システムとして最適としている。

両製品はまた、統合管理のためのチップ「統合管理モジュール」を搭載し、IBM独自の自己診断機能を付加したハードウェア制御ファームウェア「uEFI」をBIOSに代わって採用することにより、サーバの起動時間を短縮するだけでなく、管理を容易にしている。

最小構成価格は、「IBM System x3250 M3」が21万円(税別)、「IBM System x3200 M3」が11万6,000円(税別)となっており、11月11日から出荷が開始される。