2008年10月に無料年賀はがきサービス「tipoca」を発表したメディアインデックスは、2010年度以降のサービス提供を中止することを発表した。同社が10月20日に発表したもので、広告出稿状況の低迷を要因としている。
tipocaは、スポンサー企業の広告を中面に掲載することで年賀状の無料提供を実現したサービス。2008年10月の発表時には、一人20~160枚、1,000万枚の需要、200万人の利用者を見込むとして話題を呼んだが、企業の広告出稿状況が悪化したことにより、サービス継続が困難と判断。2010年度以降のサービス提供を中止することを決定した。2011年度以降は「広告効果の向上を目指したシステム開発に注力する」とし、将来のサービス再始動を検討するとしている。
なお、無料で利用できる年賀状としては、ミクシィが10月28日に発表した「ミクシィ年賀状+」で「0円年賀状」を提供。こちらはマイミクシィ5名にまで無料で送付することができる。