ミクシィは28日、平成22年用「ミクシィ年賀状」に関する説明会を開催した。新たに『ミクシィ年賀状+(プラス)』となり、携帯電話からの利用、キャリア決済に対応したほか、マイミクシィ5人にまで無料で送れる「0円年賀状」を利用できるようになった。

「ミクシィ年賀状+」の説明会にはタレントの藤本美貴も出席。左は笠原健治 ミクシィ代表取締役社長

ミクシィ年賀状は、SNS「mixi」ユーザ間での年賀状送付サービス。受取人が住所を入力する仕組みによって、互いに住所を知らないマイミクシィ(マイミク)やコミュニティの知り合いに対しても年賀状を送ることができる。郵便事業株式会社(日本郵便)との提携事業として昨年にサービスを開始、約70万通の申し込みがあった。

バージョンアップしたミクシィ年賀状+は、新たに携帯電話からの利用に対応。NTTドコモとauからは年賀状の作成・送付が可能なほか、携帯電話料金に含めて利用料を支払えるようになった。携帯電話決済により、PC版で必要となるクレジットカードを所有しない若年層も利用できるようになる。なお、ソフトバンクモバイルおよびウィルコムは年賀状作成は非対応、受取のみの利用となっている。

携帯電話からの作成が可能

年賀状の種類、テンプレートと送付相手を選択。受取人は、リクエストに応じて住所を入力する

年賀状の標準価格は1枚98円。スポンサーの協力を得て提供されるスポンサード年賀状は48円/枚、さらに今回新たにマイミク5人にまで無料で送付できる「0円年賀状」も用意された。スポンサード年賀状は、総量の範囲内で提供される。テンプレート数は300超、有名キャラクタやイラストレーターによるデザインなど好みに合わせてさまざまなものを利用できる。

藤本美貴がプロデュースしたテンプレートも。ちなみ藤本は、年賀状は毎年40~50枚は出すとか。新婚ということで、来年は夫(庄司智春)の分も出すことになりそうとも話していた

ミクシィ年賀状+は、10月29日より申し込み受付を開始する。同社代表取締役社長 笠原健治氏は、今後の利用見込みについて「(昨年の)2、3倍は行くのではないかと見込んでいる。モバイルからの利用が多くなる」。mixiのユーザ数は1,741万人(09年6月)、月間PV数は約153.6億PV(09年3月)。同社は、この膨大なソーシャルグラフを利用した多様なコミュニケーションを提供していくとしており、ミクシィ年賀状+もその一環となる。