日本アイ・ビー・エムは10月27日、ストレージ仮想化製品「IBM System Storage SANボリューム・コントローラー」において、データ転送性能・入出力性能の向上に加え、最大32個までのSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を内蔵できるようにした新モデルv5.1を発表した。
同モデルは、1秒間に転送できるデータ量および入出力処理性能が従来モデルの2倍となった。SSDを最大32個まで内蔵できるようになったことで、ハード・ディスク・ドライブによるストレージ装置だけでなく、内蔵SSDも含めてプール化し、一元管理できるストレージ・システムを構成することが可能になった。
同製品のインタフェースは8ギガビット/秒のファイバー・チャネルを新規に搭載し、サーバ接続ではiSCSIにも対応する。
同製品の価格は、仮想エンジン部のみで309万8,000円(税別)。
同社は同日、Windowsを採用した仮想化サーバへの接続に最適で、導入・設定が容易な中堅企業向けラックマウント型ディスク・ストレージ製品「IBM System Storage DS3950 Express」を発表した。
同製品には2つのモデルがあり、価格はModel 94Hが265万2,000円、Model 98H が359万7,000円となっている(いずれも税別)。