SAP AGとオープンテキストはこのほど、両社の戦略的提携関係をさらに拡大させることを発表した。これにより、SAPは「Open Text Extended ECM for SAP」をリセール製品に選定し、「SAP Extended Enterprise Content Management application by Open Text」の製品名で販売する。
これまでSAPは、オープンテキストのDocument Access /ArchivingソリューションとInvoice Managementソリューションのリセールを行ってきた。
今回の契約拡大により、エンタープライズ・コンテンツ・マネジメント製品がSAPのリセール製品に加わり、SAPの顧客はSAPアプリケーションによって実行される最適化されたビジネスプロセス内から、あらゆる形式の非構造化コンテンツを利用できるようになる。
同社では、企業では、電子メール、文書、プレゼンテーションなどの非構造化コンテンツが増え続けているため、これらのコンテンツをSAPアプリケーションによって管理されるビジネスプロセスと結び付けるニーズが拡大しており、契約書・画像・動画・電子メールのやりとりなどのコンテンツをビジネスプロセスに取り込めば、大幅な生産性の向上を実現できると見ている。