米Googleは10月26日 (現地時間)、実験的な検索機能を提供するGoogle LabsのExperimental Searchに「Google Social Search」を追加した。ソーシャルネットワークを反映したWebコンテンツ検索を実現する。
Experimental SearchでSocial Searchを有効にし、Googleアカウントにサインインした状態でWeb検索を行うと、結果ページの下の方に「Results from people in your social circle」というSocial Search結果のセクションが表示される。ここには友だちや同僚など、ソーシャルネットワーク内のWebコンテンツを検索した結果が並ぶ。たとえば「restaurant (レストラン)」と検索すると、友だちのブログのレストラン・レビューやレストランに関するTwitterでのつぶやきなどがSocial Search結果になる (26日時点でSocial Searchがサポートしている言語はUS Englishのみ)。
Social Searchの検索対象は、公開されているWebサイト、ブログ、プロフィール、ステータス、Twitterのつぶやき、Google Readerの購読記事など。GoogleはSocial Searchに反映される人のつながりを「ソーシャルサークル」と呼んでいる。この輪は、以下の3つの方法で広がる。
Google Profileにリストしたソーシャルサービス(Twitter、FriendFeedなど)でユーザーがつながっている人々
GmailまたはGoogle Talkのチャットリスト
GoogleのMy Contactsの「Friends」「Family」「Coworkers」
GoogleのMatt Cutts氏によると、Social Search結果は検索ユーザーにとって特に関連性の高いコンテンツである可能性が高い。だがソーシャルサークル内に検索キーワードに関連したWebコンテンツが存在しなければ、Social Search結果は表示されない。そのためGoogleはSocial Searchを有用なものにするために、Google Profileを充実させ、利用しているソーシャルサービスへのリンクをGoogle Profileに追加し、またGoogle Readerで友だちのコンテンツを購読することを勧めている。