グーグルは26日、YouTube上で10月22日から展開している『YouTubeプロモート動画』について説明会を開催した。YouTube上の検索結果との連動、Adwordsとの組み合わせにより、自社商品などのプロモート動画を宣伝、導線を強化できるとしている。
YouTubeプロモート動画は、Adwordsの入札システムを利用して動画を宣伝できるサービス。動画検索の結果画面にプロモート動画枠を設置し、検索キーワードと関連性の高い動画を表示できるほか、関連性の高い動画内やGoogleコンテンツネットワークからの誘導を図ることが可能。これにより、ユーザの興味・関心に近い動画を提示できるようになる。
広告主はプロモート動画をアップロード後、Adwordsで広告を作成して公開する。動画内には、商品販売サイトへのリンクといったオーバーレイ表示も設定できるようになっている。料金はクリック時に発生、クリック単価をすることで予算に応じたプロモーションを展開できる。視聴状況などのモニタリングは、YouTubeの動画統計ツール「YouTube Insights」で行なう。
現在、YouTube日本版の検索回数は月間で約7.5億回、約2,300万人が利用する。従来も動画内広告などを提供していたが、同社は新たな広告サービスを通じて、動画広告を伝える機会を増やすほか、「十分に生かしていなかった検索結果画面を広告収入に生かす」(同社)としている。