リコーは23日、オンラインストレージなどを提供するWebサービス『quanp(クオンプ)』の有料コースの支払い手段として「Yahoo!ウォレット」を追加したと発表した。ヤフーが運営する決済代行サービスの登録IDは約1,900万件。同サービスを利用することで、quanpユーザの拡大を狙う。
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「quanp」のUI例。専用クライアント「quanp.on」利用時のもの |
quanpはリコーが提供するWebサービス。オンラインストレージとして利用でき、専用クライアントを使った3Dビューによる独自UIを採用するほか、Webブラウザや携帯電話向けUIも用意、多様なファイル活用スタイルを提供している。1GB/無料のトライアルコースのほか、大容量を利用できる「クオンタム」(100GB/月額980円)と「スタンダード」(10GB/月額300円)の有料コースを用意。従来、利用料の支払いにはクレジットカード情報を登録していたが、新たにYahoo!ウォレットでの支払いが可能になった。Yahoo!ウォレットの利用者であれば、煩雑な情報入力の手間を省略して契約することができる。
同社はまた、11月下旬より、オンラインプリントサービス「quanp photo print」の決済手段にYahoo!ウォレットを導入する予定としている。このほか、10月23日より、クオンタムコース利用者を対象にプリントサービス利用料を15%割り引くことも発表された。
