一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は20日、マルウェアが添付された電子メールが、マイクロソフトのサポートを騙る件名とタイトルで流通している件について注意喚起を行なった。添付ファイルを不用意に実行しないよう呼びかけている。

JPCERT/CCが確認したマルウェアは、マイクロソフトのサポートを騙り、セキュリティ対策を奨励することで添付ファイルを実行させようとというもの。実行した場合、偽ウイルス対策ソフトなどのマルウェアがインストールされる危険がある。流通しているメール例として、件名「Conflicker.B Infection Alert」、英文メッセージに添えてマルウェア「install.zip」が付属しているという。同マルウェアはメール閲覧のみでは実行されず、展開することで実行される。

JPCERT/CCは、不審なメールの添付ファイルを開かないこと、ウイルス対策ソフトの定義ファイル更新やスキャンなどの対策を推奨している。