米Googleは10月15日(現地時間)、2009年第3四半期(7-9月)決算を発表した。前年同期比で売上高7%増、純利益27%増を達成。CEOのEric Schmidt氏が「力強い四半期だった」とコメントする好業績だった。
第3四半期の売上高は59億4,000万ドル(前年同期比7%増)。会計原則 (GAAP) ベースの純利益は16億4,000万ドル (希薄化後1株あたり5.13ドル)で、前年同期の12億9,000万ドル(同4.06ドル)から27%増だった。
売上高の内訳は、Googleのサイトからの売上げが全体の67%となる39億6,000万ドル (前年同期比8%増)。Googleネットワークと呼ばれるAdSenseプログラムを通じたパートナーサイトからの売上高が全体の30%の18億ドル (同7%増)だった。TAC (トラフィック獲得費用) は15億6,000万ドルで、前年同期の15億ドルから増加したが、広告収入全体に対する比率は前年同期の28%から27%に減少した。ペイドクリックは前年同期から14%増、前期から4%増。
「景気回復ペースにはまだ数多くの不透明さが残るものの、最悪の時期は過ぎ去ったという実感が、将来への投資にふみ出す自信につながっている」とSchmidt氏は述べる。