シャープは10月9日、2006年10月からNPO法人・気象キャスターネットワークと共同で実施している「小学校環境教育」が、第11回グリーン購入大賞において、大賞(大手企業部門)を受賞したことを発表した。
グリーン購入大賞とは、環境に配慮した製品やサービスを優先的に購入する「グリーン購入」の普及拡大に取り組む団体を表彰することで、その取り組みを奨励するとともに、活動事例の紹介を通じてグリーン購入を普及することを目的とした表彰制度だ。
同社の小学校環境教育では、気象キャスターと同社社員が全国の小学校を訪問し、前者は地球温暖化、後者は新エネルギー(太陽光発電)とリサイクルなど、専門分野の環境に関するテーマを伝える出前授業を行う。
授業は年間500校で行われ、2008年12月には累計実施校数1,000校を達成した。さらに、2008年度からは国内の取り組みに加え、米国・中国を中心に、海外でも小学校環境教育を展開し、グローバルな取り組みへと発展している。
同社では、全国の営業拠点の社員から環境教育授業の講師(ECO・ナビゲーター)を選抜し、社員が授業を行うことで、社員自身の環境意識やグリーン購入意識の向上にも繋げているとしている。