盗用されたクレジットカードや明細書の個人情報が悪用されるケースは後を絶たない。米国のフリーライター Cynthia J. Drake氏がクレジットカードの比較情報サイト「CreditCards.com」で、クレジットカードを安全に破棄する6つの方法(原題: How to safely, securely destroy a credit card: 6tips)を紹介している。

1. クレジットカードを切り刻む

クレジットカードの不正使用を防ぐには、ハサミを使ってカードを徹底的に切り刻む。その際には、名前、カード番号、有効期限、セキュリティコードといった個人情報の部分と、裏面の署名を確実に切り刻むこと。

2. カードと請求書をシュレッダーにかける

シュレッダーにカードやカード会社からの請求書をかけることも有効な手段。カードを十字に切る機能を持った専用のシュレッダーも通常のシュレッダーの2倍程度の価格で販売されている。

3. カードの磁気ストライプやICチップを破壊する

磁気ストライプのデータを無効にするには、磁気ストライプに沿って磁力の強い磁石を動かす方法がある。カードに埋め込まれたICチップの場合は、ハサミかハンマーを使って破壊するとよい。

4. 分断したカードの断片は分別して処分する

分断したカードを集めて個人情報を復元できないようにするために、ゴミを複数に分けて処分したほうがよい。たとえば、破壊したカードの半分まず最初に台所ゴミと一緒に出し、その1週間後に残りの半分を会社のゴミ箱に捨てるなど万全を期することにより、カードの不正利用に必要な個人情報を読み取るにはほぼ不可能になる。

5. リサイクルよりもゴミとして処分する

クレジットカードをゴミとして処分するよりもリサイクルするほうが安全だという説は神話に過ぎない。リサイクル施設では、人手によって利用再生可能な素材が選別されており、簡単にカード情報を入手できてしまう。カード情報の漏えいを防ぐには、再利用はご法度だ。

6. 焼却処分する

カードの不正利用を防ぐもっとも簡単な処分方法は、カード本体、明細書といったクレジットカード関連の一切の書類を焼却してしまうこと。地球環境保全の観点から言うと、これは適切ではない方法だが、わずか1分ほどで済んでしまうもっとも簡単で確実な方法だ。