HDEは10月7日、ウイルス対策機能と迷惑メール対策機能を搭載したメールセキュリティアプライアンスサーバ「tapirus Mi1000」を10月26日より販売開始することを発表した。同製品の特徴は商用のエンジンを搭載していながら、低価格な点だ。

tapirusは中堅・中小企業向けセキュリティアプライアンス製品の中核ブランドで、tapirus Mi1000は同シリーズの製品第1弾のとなる。

tapirus Mi1000

同社では、現在市場に出ているメールセキュリティアプライアンスサーバについて、処理性能と価格の双方が高い製品と処理性能と価格の双方が安い製品の二分化しているとして、高性能かつ低価格な同製品の提供を開始したという。

同製品によって、「スパムメール対策機能」、「ウイルス対策」、「コンテンツフィルタリング」を実施することができる。

tapirus Mi1000の管理画面

同製品では、アンチウイルスエンジンにエフセキュアのエンジンを、また、迷惑メール対策エンジンに同社の迷惑メール対策ソフトウェア「HDE Anti-Spam」と同等のエンジンを採用しており、いずれもフリーのエンジンではなく商用製品を採用している。これにより、日本語の迷惑メールの検知率を高めることが可能になっている。

また、同製品は価格の安さも特徴の1つだ。初年度のサポート費用を含めて49万8,000円となっている(税込)。次年度のサポート更新費用は18万9,000円だ(税込)。

同製品は、寸法が45mm(H)×200mm(W)×350mm(D)と、1Uサーバの約4分の1のシャーシを採用している。ハードウェアの製造はエーティーワークスが行っており、CPUはインテル Atomプロセッサー 330(1.60Ghz)を搭載している。

導入を検討している顧客を対象に評価機の貸し出しサービスを提供するほか、設置サービスも行う予定だという。