マイクロソフトは1日、Webサイト、デスクトップアプリケーション、動画コンテンツ等の制作向けデザインスイート「Microsoft Expression 3」日本語版のボリュームライセンス版の提供を開始した。また、同製品のパッケージ版は11月6日に発売される。
総合スイートである「Expression Studio 3」は、WPF(Windows Presentation Foundation)やSilverlightを活用したアプリケーションUIをデザインする「Expression Blend」、各種Web標準に準拠したサイトやASP.NET/PHPなどを活用したサイト制作をサポートする「Expression Web」、アプリケーション用のパーツを作るベクターグラフィック作成ツール「Expression Design」、品質の高いSilverlightビデオを作成できる「Expression Encoder」の4製品を同梱。
これら各製品の連携だけでなく、ロジック開発を行う「Microsoft Visual Studio 2008」との間でプロジェクトやコードを共有することが可能だ。同社ではこれにより、デザインと開発を総合的に考慮した効率的な作業フローが実現されるとしている。
価格はSelectレベルAライセンスが5万7,700円、OPEN Businessライセンスが6万2,400円、パッケージ版(通常版)が7万5,800円など。Expression Blendを含まない「Expression Web 3」パッケージは、Select レベルA(1年分)が1万8,500円、OPEN Business(2年分)が2万4,500円、パッケージ版(通常版)が1万8,800円などとなっている。この他、開発用途のOSなどを包括的に年間契約で利用できる「Expression Professional Subscription」などが提供される。
なお、MSDN Premium SubscriptionおよびExpression Professional Subscriptionユーザーは、すでにダウンロードサイトより入手可能となっている。また、各製品の60日間限定評価版を提供中だ。