NTTデータは10月1日、同社の中期経営方針の重点施策の1つである「グループ事業の拡大・強化」の取り組みとして、同日付けでNTTデータシステムズのオラクル関連事業をNTTデータ先端技術に統合したことを発表した。
NTTデータシステムズはNTTデータのオラクル製品主要調達先として、首都圏を中心にライセンス販売と保守サービスを提供してきた。一方、NTTデータ先端技術は基盤技術のスペシャリストとして、国内外の大規模なシステムを中心にオラクル製品のライセンス販売と設計・構築サービスを提供してきた。
今回、両社のオラクル関連事業を統合することで、NTTデータグループ事業の規模拡大とサービス提供能力の強化を図る。
事業拡大に向けて、「オラクル製品の販売拡大」、「オラクルプロフェッショナルサービスの強化」、「ミッションクリティカルサポートサービスの提供開始」が実施される。
オラクルプロフェッショナルサービスについては、「設計サービス」、「構築・試験サービス」、「運用支援サービス(パフォーマンスチューニング、データ移行など)」を強化する。
ミッションクリティカルサポートサービスは、「Standard(顧客の環境情報を把握したアナリストが24時間365日の問い合わせに対応)」、「Gold(Standardに加え、顧客専任のサポートマネージャをアサインして優先的なサポートを提供)」、「Platinum(Goldに加え、日本オラクルにもサービス提供体制を組織して最上位レベルのサポートを提供)」の3つのサービスから構成される。