日本ユニシス社は9月30日、次世代統合CRMのUNIVERSALCRMシリーズに、コールセンター向けに新たに自社開発したシステム「UNIVERSALCRM CallCenter Application」を加え、10月1日より販売開始することを発表した。
同社は、10年以上にわたりコールセンターを対象に各種システムやPBXなどのインフラ機器を提供してきており、導入企業の数は100社を超えている。同製品はそうした実績をもとに、設計をシンプルにし、コールセンターシステムで実用性の高い機能に絞り込むことで、これまでコールセンター導入時に課題だった高額なライセンス費用や保守・運用コストを抑えた形での早期導入が可能となっている。
同製品の画面には、オペレーターが長時間使用しても疲れないアースカラーが採用されており、パーソナルポータル、受付機能、FAQ申請・承認機能、レポート機能など、オペレーター支援機能が統合されている。
また、AJAX採用のユーザーインタフェースにより、1画面の中で検索や参照を自由に行えるオンマウスプレビュー機能や検索スライドレイヤー機能などを装備しており、オペレーターの会話と思考を中断させない直感的な画面操作が実現されている。
価格は、1法人(テナント)当たり200万円、追加 1席(シート)当たり10万円(いずれも税別)。また、年額保守料金はライセンス価格の20%となっている。
今後日本ユニシスグループは、同製品とシステム連携可能な「UNIVERSALCRM CTI」、アバイア製IP-PBXを組み合わせて販売することを予定している。