SAS Institute Japanは9月30日、費用や収益を詳細に把握・配賦し、精度の高い収益性分析を実現する「SAS Profitability Management」の提供を開始したことを発表した。同製品は、同社が提供する経営管理・管理会計ソリューションの1つ。

同製品は、従来提供されてきた原価計算システムでは実現できなかった、数十億件の大量トランザクション処理に対応し、費用や収益をそれらが発生した時点であるトランザクション・レベルで収益性を分析することができる。

これにより、ユーザーが定義したルールに従って配賦を行い、顧客グループ・顧客別・製品グループSKU(最小在庫管理単位)別・チャネル・組織別など、あらゆるレベルで損益計算書を作成することが実現される。

また同製品は、Webインタフェースを通じて、これらの集約レベルの分析軸を組み合わせた多次元的な収益性分析を行うことが可能だ。その結果、特定された収益性の高い顧客や製品に対して経営資源を効果的に投入するなど、攻めの戦略のための意思決定に役立つ情報が提供される。