エルピーダメモリは、2GビットDDR2 Mobile RAMを開発したことを発表した。同製品は、JEDEC LPDDR2準拠のデバイスで、50nmプロセスで製造される。サンプル出荷は10月からを予定しており、量産は2010年前半を計画している。
従来のDDR Mobile RAMの1.8Vよりもさらに低い1.2V電圧駆動を実現しながら、データ転送速度800Mbpsを達成しており、同容量で同等性能のDDR2と比較して、システムでの待機時電力を1/16に低減することに成功している。
パッケージはSiPやMCPなどの積層パッケージに対応したベアチップでの供給のほか、PoPなど省スペースに適した小型・積層タイプパッケージが用意されており、カスタマのさまざまなニーズに対応することが可能だ。
なお、同社では、これらの大容量、低消費電力、高速性能を生かすことで、高機能携帯電話、スマートフォンや今後の市場拡大が見込まれるネットブック、MIDなどの携帯機器アプリケーションの開発に貢献できるはずとしている。