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The Mozilla UX Teamは2009年8月はじめにFirefox 4.0と3.7のデザイン案を公開した。3.6のデザイン変更は最小限に留め、3.7で徐々に変更に加え、4.0で新しいものへ置き換えをはかる算段だ。24日(米国時間)、新しいデザイン案がFirefox/Sprints/Windows Theme Revamp/Direction and Feedbackにおいて公開された。8月のデザイン案との変更点は次のとおり。
Firefox 3.7デザイン案変更
メニューバーはデフォルトで非表示にすることが検討されている。Altキーを押すとメニューが表示される。更新ボタンと停止ボタンはひとつのボタンにまとめられ、コンテンツに対する操作やツールは右上にボタンとしてまとめられる。ホームボタンは廃止され、代わりにホームタブボタンが使われる。
Firefox 4.0デザイン案変更
8月のVersion B - Tabs-on-Topをベースに調整。ページボタンとツールボタンはとり小さくまとめられている。
デザインの方向性
これら変更や更新された情報から新デザインの方向性をまとめると次のようになる。
- コンテンツ表示エリアの拡大が目標
- 複数の操作をひとつのコンポーネントに集約
- リボンUIは採用しない
- メニューUIは採用しない
- ナビゲーションボタンは左上
- コマンドボタンは右上
- Firefoxらしさは失わない
8月の時点ではMicrosoft Officeで採用されたリボンUIの採用も噂されたが、編集を目的としたオフィススィート向けに設計されたUIは、コンテンツの閲覧とナビゲーションを目的としたWebブラウザには適していないとして採用されないことが明らかになった。また、さらに古いメニューベースのUIももともとはオフィススィート向けに採用されたUIのひとつであり、現在のWebブラウザには適していないと説明がある。