アールティ(RT)は、着ぐるみ着用を前提としたイベント用人型ロボット「RIC(Robot Inside Character)」を開発、受注活動を開始したことを発表した。また、併せてRICを用いた同社オリジナルキャラクターロボット「ネコ店長」を初代アールティ秋葉原ショールームのロボット店長として採用したことも発表した。
RICは、身長1~1.2m(肩までの高さ約95cm)を想定した2足2腕ロボットベースで、重量は約7kg。身長1~1.3m程度のキャラクター着ぐるみは、人間が入るのには内部が小さいため、ロボットの適用を考え、開発にいたったという。
各関節部の駆動には、双葉電子工業のサーボモータを採用しているほか、歩行や起き上がりなどの動作の着実性を増すためベースフレームの剛性も高めてある。操作性に関しては、イベント用に無線操縦ができるタイプと、PCを用いて発話などをするタイプが作成可能。音声や動作は、各キャラクターに合わせて設定が可能となっている。
販売方法は受注生産で、組み立て調整済み本体での納品となる。価格は無線操縦式ベースで約200万円からとなっている。各種の音声や着ぐるみなどのコンテンツは、発注者側での手配になるほか、別途で手配依頼も受ける。また、ネコ店長をオペレータ付きでレンタル提供することも可能だ。
なお、ネコ店長は、9月26日、27日に開催される富山ロボットフェスティバルの同社ブースにて無線操縦式をベースとしたモデルが展示される予定。