10月15日から12月19日まで、東京・乃木坂のギャラリー・間において、建築家の隈研吾氏の現在の活動を紹介する「隈 研吾 展 Kengo Kuma Studies in Organic」が開催される。
隈研吾氏は、1990年代にオブジェクトとしての建築に疑問を呈し、「建築の消去」を自身のテーマに掲げ活動。2000年代に入ってからは、活動の場を海外にも広げ、「見せる/消す」という二項対立では説明できない、より複雑な関係性をもった建築を数多く提案している。
同展は、隈研吾氏の現在の活動に焦点をあてたもの。多数のスタディ模型やサンプルを展示し、常に複数のプロジェクトが影響し合いながら同時進行している設計現場をドキュメントする。また中庭では、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に出展した、実験的な構造システム「ウォーター・ブランチ」による未来の仮設住宅を1/1スケールで組み立てるほか、現在進行中の2つのプロジェクト、「ブザンソン芸術文化センター」(ブザンソン/フランス、2011年竣工予定)、「グラナダ・パフォーミングアーツ・センター」(グラナダ/スペイン、2013年竣工予定)を1/25の大型模型で展示する。
なお、関連イベントとして10月15日に、よみうりホールにて隈氏による講演会「Studies in Organic」が行われる。参加は無料で事前申し込みが必要。詳細はこちらより。
隈 研吾 展 Kengo Kuma Studies in Organic
会場 | ギャラリー・間 |
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会期 | 2009年10月15日(木)から12月19日(土) |
開場 | 11時から18時(金曜のみ19時まで) |
休館 | 日曜・月曜、祝日、ただし11月1日(日)、2日(月)、3日(火・祝)は開館 |
入場料 | 無料 |