Googleは9月21日、これまで2度にわたってトップページに掲載してきた謎のUFOロゴの意味を明らかにした。第3弾となる同日のGoogleロゴは、「Google」の形をした街が3本脚の戦闘機械やUFOなどに侵略されている絵になっており、それをクリックすると「宇宙戦争 (The War of the Worlds)」や「透明人間(The Invisible Man)」などの作者である「H・G・ウエルズ(H.G. Wells)」のGoogle検索結果が開く。またGoogleの公式Twitterに「Happy birthday, H.G. Wells!」というメッセージが書き込まれた。9月21日は、H・G・ウエルズの誕生日(1866年生まれ)なのだ。
UFOロゴの第1弾が登場したのは今月5日だった。Googleの"o"の文字をUFOが誘拐するロゴが掲載され、さらにTwitterに「すべての"o"をいただいた」という文章をあらわす暗号が書き込まれたことで、その意味の謎解きが始まった。
続いて15日に、今度はUFOが「Google」の形にミステリーサークルを描くロゴが登場した。ロゴをクリックすると、「crop circle (ミステリーサークル)」の検索結果が開き、またTwitterで「51.327629, -0.5616088」とつぶやかれた。第1弾時点ではウエルズを予想する声は少数派だったが、第2弾のヒントの数字をGoogle Mapsで検索すると英サリー州のホーセルが出てくる。同地は、宇宙戦争でエイリアンが最初に降り立った場所である。これが判ってからウエルズ説が有力視され始めた。
Googleは21日(米国時間20日)、公式ブログに「H・G・ウエルズのためのミステリアス・シリーズ」という書き込みを掲載している。「テクノロジとデザインにおいて、革新へとつながるひらめきは様々なところからもたらされる。宇宙の中の地球を空想させる作家H・G・ウエルズを、われわれは祝福したかった」と、Web Design LeadのMicheal Lopez氏。最後に「われわれのシリーズはUFOと戦闘機械によるロゴへの侵略によって完成するが、ウエルズの物語にはこの先があり、どのような完結を迎えるかを知りたければ、本を読むしかない」としている。