本企画では、仕事一筋のビジネスマンたちにとって厄介なタスクの1つであるお土産選びを、楽しいイベントへと変えてもらうべく、各地の名産品を知り尽くす方々にオススメのご当地土産を教示してもらう。今回は、企業の本社が集中しており、おそらく最もビジネス出張が多いと思われる東京の一番人気の土産と言っても過言ではない「東京ばな奈」シリーズを紹介しよう。
「東京土産と言えば?」と聞かれた時、真っ先に「東京ばな奈」がアタマに浮かぶ人も少なくないのではないだろうか? それほど、東京土産としての東京ばな奈の認知度は高い。東京在住の筆者も九州に住む親戚宅を訪問した際、自分が食べたいがために東京ばな奈を購入したことがある。
実のところ、「東京ばな奈」はブランドの名称であり、東京ばな奈と名の付く商品が14種類も販売されている。店舗で東京ばな奈を購入しようとした際、ラインアップが豊富すぎて迷われた方もいるのではないだろうか?
今回は、東京ばな奈シリーズを販売しているグレープストーンの広報を担当されている大野由貴子さんに、目的や客層別にオススメの商品をうかがった。
ビジネスマンに人気の定番商品 - 東京ばな奈「見ぃつけたっ」
東京ばな奈シリーズの中で最も有名な商品は、東京ばな奈「見ぃつけたっ」だろう。同商品はふんわりとしたスポンジケーキの中にバナナ味のカスタードクリームが入っている。形、味の双方から、バナナを存分に味わうことができる一品だ。
大野さんによるとビジネスマンに最も売れているのは東京ばな奈「見ぃつけたっ」であり、「ビジネスマンの方は定番を好まれるようです」と話す。
東京ばな奈「見ぃつけたっ」の"黒バージョン"とも言える「東京ばな奈の黒ベエ」もある。この商品、中のクリームは東京ばな奈「見ぃつけたっ」と同じだが、クリームを包むスポンジケーキがほろ苦い黒ココア味で、黄色い「見ぃつけたっ」とは味わいが異なる。「通の方はこちらを選ばれるようです」と大野さん。
1つ注意したいのは、東京ばな奈シリーズの商品は販売店舗が分かれていることだ。ちなみに、東京駅構内で東京ばな奈の黒ベエが買えるのは新幹線南のりかえ口の前にある1店舗のみだ。東京駅で購入される際は、気を付けられたい(次ページで東京駅構内の「東京ばな奈」の店舗を掲載しているので、参考にしていただきたい)。
新定番となりつつある - 東京ばな奈のレーズンサンド
大野さんによると、東京駅はフラッグシップの場所ということで、定番と共に新作もよく売れるという。新作の中で定番になりつつある商品が「東京ばな奈のレーズンサンド」だそうだ。
同商品は、バナナの形をした2枚のクッキーでレーズンが入ったバナナ風味のホワイトチョコクリームを挟んだもの。こちらはバナナをほんのり味わうといった感じだ。注目したいのはクリームの量。下の写真からもわかるかもしれないが、かなりたっぷりと挟まっているので食べごたえがある。
レーズンサンドもまた"黒バージョン"がある。それは今年8月から販売が開始されたばかりの「東京ばな奈の黒ベエレーズン」だ。こちらはバナナの形をしたココア味の2枚のクッキーでレーズンが入ったバナナ風味のショコラクリームを挟んだもの。ココアとチョコレートが効いているため甘さの中にほろ苦さがあり、ノーマルのレーズンサンドと比べて、少し"オトナ"の味がする。大野さんは黒ベエレーズンがお気に入りとのこと。