日立製作所は9月18日、2009年10月1日付でカンパニー制を導入することを発表した。社内の各事業部門をグループ会社同様に1法人と見なすことで、責任と権限を明確化し独立採算による迅速な運営を徹底し、社会イノベーション事業の徹底的な強化を推進していくという。

今回のカンパニー制導入により、以下のような職制の改正が行われる。

旧職制 新職制
コーポレート・コミュニケーション本部とブランド戦略室の統合 ブランド・コミュニケーション本部
マーケティング統括本部を分割 国際事業戦略本部と営業統括本部を新設。営業統括本部に、国内本部と国際本部を新設
電力グループ 電力システム社
電機グループ 社会・産業インフラシステム社。同社内にIEP推進本部を新設
都市開発システムグループ 都市開発システム社
情報制御システム事業部 情報制御システム社
情報・通信グループ 情報・通信システム社を新設し、傘下に情報・通信グループを設置
ディフェンスシステム事業部 ディフェンスシステム社

ほとんどのカンパニーの社長は旧職制のグループ長が務めるが、情報制御システム社 の社長は、情報・通信グループCSO兼経営戦略室長を務めていた斉藤裕氏が就任する。