グレープシティは9月17日、「JClass ServerChart 6.0J」および「JClass ServerReport 6.0J」の販売を開始すると発表した。

両製品は、米Quest Softwareが開発するJavaコンポーネントの新版。ともにサーバサイドで利用するコンポーネントで、JClass ServerChartはチャート生成機能を、JClass ServerReportはレポート生成機能を提供する。

JClass ServerChart 6.0Jでは、表現力を強化。2色のグラデーションを設定できるほか、格子や横縞といったハッチパターンでの塗りつぶしがエリアごとに行えるようになった。また、背景色の透過/不透過設定を、グラフエリアだけでなくプロットエリアにも適用可能になっている。さらに、グラフ内の領域にURLをマッピングする「イメージマップ」にも改善が施されており、データ点や凡例、ヘッダ、フッタに加えて、グラフラベルにもリンクを張れるようになっている。

JClass ServerChart 6.0Jのデザイナ画面

JClass ServerChart 6.0Jで生成したチャートの例

一方、JClass ServerReport 6.0Jでは、フレームの内部にさらにフレームを追加できるようになり、レイアウトの自由度が高まったほか、XMLの読み込み処理に改善を施し、レスポンスの向上を実現している。

JClass ServerReport 6.0Jのデザイナ画面

JClass ServerReport 6.0Jで生成したレポートの例

動作環境は以下のとおり。

Java環境 32bit VM JDK 5.0/6.0、
64bit VM JDK 5.0/6.0
オペレーティング システム Windows XP/Vista/Server 2003/Server 2008 (x86/x64)、
Solaris 9/10(UltraSPARC)、
AIX 5.2/5.3/6.1(POWER)、
Red Hat Enterprise Linux AS 4.0/5.0 (x86/x64)
アプリケーション サーバー Apache Tomcat 5.5/6.x、
Oracle WebLogic Server 9.x/10.x、
IBM WebSphere Application Server 6.0/6.1/7.0、
日立uCosminexus Application Server V7.5/8、
富士通Interstage Application Server V8/V9
対応IDE Sun Java Studio Creator 2004Q2、
IBM Rational Application Developer 6.0

価格は両製品とも、1開発ライセンスが23万9400円、1コアの運用ライセンスが55万4400円。