アドビは、拡張性の高いクロスメディアビジネスソリューション「Adobe Scene 7」の日本語版を発表した。

今回、発表になったのはAdobe Scene 7日本語版。アジア太平洋地域へのサービス開始にともない、日本に営業組織とカスタマーサポートのスタッフを配置したほか、シンガポールに新しいデータセンターを設立したことも合わせて発表された。

Adobe Scene 7は、リッチコンテンツをWeb上にアップロードしたり、管理、更新、配信をダイナミックに実行でき、eコマースなど、オンラインショッピング環境を充実させることができるビジネスソリューション。

同サービスの特徴は、高解像度の画像をもとにオリジナル画像のストリーミングや360°のスピンなどを実現できる「ダイナミックイメージング」、リッチメディアを管理するアセットマネージメントツール「メディアポータル」、いかなるフォーマットの動画もFlashに変換し、編集、トリミング等も可能な「eビデオ」、ユーザがパーソナライズできるデザインアプリケーション「ビジュアルコンフィグレーター」、印刷用のデータからWeb用のeカタログを制作する「eカタログ」、Photoshop、Illustrator、InDesignのフォーマットを問わず、テンプレートデザインを取り込むことができ、オンデマンドで高画質プリントができる「ウェブ To プリント」、ユーザーのプロファイルや商品、チャネルのデータベースと連携しながら、ターゲットに特化しパーソナライズされたメールが送れる「ターゲットeメール&プリント」といったソリューションの数々。

また、複数のメディアを通じて統一された情報を出版する機能および表示機能、商品紹介ビデオを特定のアクション起動リンクと同期できるビデオオーサリングおよび表示機能やWebベースのテンプレート設計のためのAdobe Creative Suite製品群との統合強化を図ったアップデートも発表された。