独SAPは9月15日(ドイツ時間)、エネルギー企業の独MVV Energieと共に、ドイツ南部にあるライン・ネッカー地域で電気自動車を導入するプロジェクト「Green Fleet」を立ち上げたことを発表した。共同で、最大100台の電気自動車を同地区に導入する。
Green Fleetは、マンハイムなど同地域の都市部に最大100台の電気自動車を導入するというもの。燃料に再利用エネルギーを利用することで、二酸化炭素排出を抑え気候変動や環境に配慮する。
MVV Energieは再利用エネルギー供給とともに、充電インフラを構築する。SAPはフリートマネジメントシステムのプロトタイプを提供、走行距離や時間など電気的輸送に関連するパラメータを利用して管理できるという。
ライン・ネッカー地区は、ドイツ政府環境省より「Intelligent Networks, Renewable Energy, and Electric Mobility」に選ばれた2都市のうちの1つ。連邦政府は2都市における電気自動車導入支援として、2011年まで合計1000万ユーロを投資する計画だ。