スリーエフとミニストップは9月15日、日本カーシェアリングと提携し、10月1日より両社のコンビニエンスストア店舗の駐車場を用いたカーシェアリングサービス「アイシェア(i-share)」を開始することを発表した。設置車両はダイハツのムーヴコンテ。

カーシェアリングとは、1台の自動車を複数人でシェア(共有)して利用するという、新たな自動車の利用形態。経済面および環境面の双方から注目を集めている。

両社は、従来のカーシェアリングは都心の月極駐車場を用いたサービス展開が多く、利用者の自宅からステーション(車両設置)が遠いことなどの理由から普及が進んでいないとして、今回、利用者の自宅から徒歩圏にあるコンビニエンスストアの駐車場を活用することで、「使いたい時に使いたいだけ使える」カーシェアリングの実現を目指す。

アイシェアの利用の仕組み

募集エリアは各店舗を中心に半径800メートル以内を目安としており、募集店舗は、スリーエフが都筑牛久保店・川崎宮前平店・王禅寺店、ミニストップが北烏山9丁目店・堀切8丁目店と合計5店となっている。

同サービスの入会金は1名当たり3,150円で、会員カード発行手数料は1名当たり1枚発行で2,100円(いずれも税込)。利用料金は昼間(7:00~21:00)は30分800円、6時間パックが6,200円で、夜間(21:00~7:00)は30分500円、6時間パックが3,800円(いずれも税込)。

今後はカーシェアリングの普及を図るべく、サービス拠点を拡大していくとともに、環境負荷の削減のため電気自動車の導入と充電スタンドの設置も検討していき、電気自動車によるカーシェアリングサービスは2010年9月に開始する予定。

電気自動車によるカーシェアリングサービスの利用の仕組み