セイコーエプソンは15日、大判プリンタ「MAXART」シリーズの新製品となる、B0プラス対応モデル「PX-F10000」とA1プラス対応モデル「PX-F8000」の2機種を10月8日に発売すると発表した。価格は、「PX-F10000」は59万8,000円(税別)、「PX-F8000」が29万8,000円(税別)。

「PX-F10000」

「PX-F8000」

同製品は、流通・小売業、自治体、アミューズメント分野などでPOPやポスターの作成に適しているという4色機。インクは耐水性に優れ、プロフェッショナルフォトペーパーを使用した場合に50年の耐光性と60年の対オゾン性を発揮するという顔料インクを使用。

また、新開発のMicroPiezo TFヘッドによって2倍(同社従来製品と比較)の高速化と、360dpiの高密度化を実現。後行程を高速化する新ローラーカッターや、印刷手戻りを防止する自動ノズルチェックシステムなどの採用と合わせて、生産性が向上するとしている。

操作性の面では、用紙交換の手間を大幅に削減するというスピンドルレス用紙フィルタの採用や、キャンセル、カット、クリーニング等の主操作をワンボタンで実行できるカラー操作液晶パネルなどを搭載。POPデータを簡単に作成できるという「かんたん! POPプリント2」や、Officeから大判印刷の支援を行う「Layout Manager」といったソフトとの併用で、専任のデザイナーやオペレーターがいない小売店などでも、POPやポスターの作成が行えるとのこと。